お雛さまの頃になると、ちらし寿司が食べたくなりますね。2月になると盛んに店頭にならぶ早春の野菜、菜の花を具材にしたちらし寿司はいかがでしょう。
菜の花はβカロテンが豊富で、免疫機能を助ける作用や美肌効果もあり、女性には強い味方の野菜です。
ひな祭りを、みずみずしい菜の花のお寿司でお祝いしてください。
- 米…1.5合
- 昆布(すし飯用)…5cm
- すし酢(酢…大さじ2と1/3、三温糖…大さじ1と1/2、塩…小さじ1)
- 菜の花…1/2束
- しらす干し…20g
- 刺身用ほたて貝柱…6個
- 昆布(昆布じめ用)…40cm
- 酢…1/4カップ
- しょうが…ひとかけ
- しょうが用甘酢(酢…大さじ1、三温糖…小さじ1弱、塩…少々)
- 塩…適宜
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 |
377kcal | 13.5g | 1.0g | 74.3g | 3.2g |
※1人分の栄養成分です。
作り方
1.ほたてを昆布締めにする
大きめの鍋にお湯を沸かし、沸騰したら昆布じめ用の昆布をさっとお湯に通して柔らかくします。
ほたては両面に軽く塩をして冷蔵庫に20分おき、酢でさっと洗ってから1の昆布に挟み、重しをして冷蔵庫で2~3時間ほど昆布で締めます。
密閉容器に水を入れ重しにすると◎。
2.菜の花を冷水につけてゆでる
菜の花は5分ほど冷水につけシャキっとさせておき、茎のほうから塩茹でします。茎をつまんで少し柔らかくなったら冷水にとります。
菜の花は火が通り過ぎると色が悪くなります。水にとってからも色が変わりますので、水が温かくなるようなら2~3回水を替えてください。
3. 菜の花を切る
菜の花の水分をしぼり、茎のほうの1/3はお寿司に混ぜ込むので長さ1cmに、上のほうは飾り用に2等分しておきます。
4. 甘酢しょうがをつくる
甘酢の材料をあわせておきます。しょうがは薄切りにし、熱湯に30秒ほどくぐらせ、甘酢に浸けておきます。
今回は桜の花びらの形に切りましたが、お好きな形でどうぞ。
5. お米を炊く
お米は洗って30分ほど浸水させ、ザルにあげて15分ほど水を切っておき、普通より1割少ない水加減で、昆布を入れて炊きます。
ごはんを炊いている間に、すし酢を合わせておきます。炊きあがったら昆布を取り出し、飯台や大きなボールなどにごはんを移し、すし酢を回しかけてしゃもじで切るように混ぜ合わせます。
6. 具を混ぜ合わせる
シラスをさっくり合わせ、菜の花の色が悪くならないようすし飯をうちわであおぎながら、菜の花の茎を混ぜ合わせます。
器に盛るまで濡らして絞った布巾などをかけておきます。
7. 仕上げ
器にすし飯を盛り、帆立の昆布じめを1cm角に切ったもの、菜の花をバランスよく飾り、甘酢しょうがを散らします。
- 菜の花が主役の春のちらし寿司なので、ほたての貝柱など淡い色の食材をあわせると菜の花の緑が引き立ちます。
- 帆立のほか、小柱や平貝などもおすすめです。
- 昆布じめ用の昆布を湯通ししたお湯は、沸騰させて塩で味を加え手鞠麩のお吸い物に。出汁が薄い場合は、この昆布だしで鰹だしをとってお使いください。