春はポカポカと温かく、お弁当をもってお出かけしたくなる季節。
「すじの通ったふき!」とお弁当の歌にあるように、ふきは筋が多く、下処理も面倒と思われがちですが、慣れると意外と簡単。その分食物繊維もたっぷりの野菜です。
普通は含め煮にするふきと油揚げで、おいなりさんができました。シャッキリした香りと歯ざわりが嬉しい、オトナのおいなりさんです。
- ふき…15cmのもの5本
- 油揚げ…5枚
- 米…1.5合
- 三つ葉…20本くらい
- 塩…大さじ1
【A】
- だし汁…カップ2
- 三温糖…大さじ4
- しょうゆ…大さじ3
【B】
- だし汁…カップ2
- みりん…大さじ1と1/2
- しょうゆ、塩…各小さじ1
【C】
- 酢…大さじ2と1/3
- 三温糖…大さじ1と1/2
- 塩…小さじ1
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 |
100kcal | 2.9g | 2.4g | 15.8g | 2.2g |
作り方
1.油揚げの下ごしらえをする
油揚げは湯通しし、長い一辺を残してほかは細く切り落とし、箸を転がして中をほぐしてからていねいに開き、また閉じておきます。
お鍋にAの材料を入れて煮立て、油揚げを入れ紙蓋をして、煮汁がなくなるまで中火で煮つめ、冷ましておきます。
2.ふきの下ごしらえをする
ふきはさっと洗い、水気があるまままな板に置き、全体に塩をまぶして板ずりし5分ほどおきます。
その間にふきが入る大きさのお鍋でお湯を沸かし、塩がついたままのふきを2~3分下ゆでし、冷水にとります。
冷めたら切り口の外側の筋を少しずつ剥いて集め、一度に引っぱって筋を取っていきます。
3.ふきを煮る
お鍋にBの材料を入れて火にかけ、煮立ったらふきを入れて5分ほど煮て、色が悪くならないうちに火からおろしお鍋のなかで味を含ませておきます。
4.三つ葉を煮る
三つ葉はふきの煮汁でさっと煮て、お皿にとっておきます。
5.すし飯をつくる
お米は研いで30分ほど浸水させ、ざるに上げで15分くらいしたらいつもより1割少ないお水で炊きます。
ごはんが炊けたら飯台か大きめのボールに移し、Cをよく合わせたすし酢を混ぜ込みます。
6.巻きおいなりさんを作る
巻きすの上に煮汁を軽く切った油揚げを広げ、1/5のすし飯を酢水で濡らした手でまとめて上に置き、手前から2/3まで平均に広げます。
手前にふきの煮たものを置き、のり巻き寿司の要領で巻いていきます。5本すべて巻いたら、巻き終わりを下にして落ち着くまでしばらく置いておきます。
7.仕上げ
のり巻き状のおいなりさんの3ヶ所を三つ葉で結び、結んだ間を包丁で切り分けます。
- ふきはたっぷりの塩で板ずりしてからゆでると、鮮やかな緑になります。そのあと長い時間煮過ぎると、色も食感も失われますので、火を消してから味を含ませましょう。
- ピクニックなどのお弁当にもピッタリです!食べる時に崩れないよう、巻きすでしっかりまいてください。揚げを袋にして、小口切りのふきをごはんに混ぜて詰めてもいいですね。
- 今回は三つ葉を使いましたが、巻きおいなりさんをとめるのは、かんぴょうや4月なら根三つ葉もよいですね。