マクロビオティックは穀物と野菜を中心とした食事法となるため、これら材料の選定には気を使いたいものです。
この記事では初めてマクロビオティックを始める人に、どんな食材を使えば良いのかをご紹介します。
まずは気軽に選ぼう
近年は本来なら生育しないはずの野菜が一年中食べれるようになっており、そのため栽培方法にもさまざまな手が加えられるようになっています。
マクロビオティックの基本は四季折々ものもを食べるというところになりますから、そんな野菜は関係ないとお考えの人もいるかもしれません。
しかし、野菜の栽培方法が均一化されている今、本来の栽培方法で作られている有機野菜を探すほうが面倒な状況になっていることは言うまでもありません。
ですからいざマクロビオティックをはじめようとしても、基本に忠実であろうとすると結構面倒なことになってきます。
ですがまずはそこまで気を使う必要はありません。気軽にはじめてOKなのです。
食材別の選び方
玄米
マクロビオティックの中でも玄米は基本となります。ビタミンやミネラルなど多くの栄養素を含んでおり、食物繊維も豊富ですから腸内環境にもいい影響を与えます。
しかし、玄米は硬くて消化吸収が悪く胃腸が弱い人は消化不良を起こすことも。そこでおすすめなのが「分づき米」。
分づき米は、精米するときに玄米から胚芽やそのぬかの部分を一部残して精米し、玄米の優れた栄養素を残しながら、食べやすくしたお米です。
精米度合によって「3分づき」「五5分づき」「7分づき」などがあり、数字が大きくなるほど白米に近くなります。
初心者なら玄米からぬか層と胚芽の部分を7割ほど取り除いた、7分づきがおすすめ。白米に比べるとやや硬さが残りますが、初めての人でも食べやすいです。
野菜
マクロビオティックの考えでは皮も葉もすべて食べるのが基本です。
ですから安全にこだわるためにも、有機栽培や無農薬栽培、自然栽培によって育てられた野菜を選ぶようにしましょう。
皮や葉には農薬などが含有されやすいので、この点はよく注意してくださいね。
調味料と甘味料
食材だけでなく調味料と甘味料も重要です。
塩は精製されていない自然塩、しょうゆやみそは有機大豆を使った長期熟成のもので化学調味料が加えられていないものを選びましょう。
甘味料は精製されていない米飴やメイプルシロップ、黒砂糖がおすすめです。