卵はなるべく食べない方がいい2つの理由

卵

卵は衛生的とはいえない

目玉焼きに玉子焼き、マヨネーズ、スイーツ…私たちの身近にあり毎日当たり前のように食べている卵。この卵はどこから出てくるか知っていますか?実は糞や尿と同じ穴から出てくるのです。とても衛生的とはいえませんよね。

さらに卵は女性の月経と実は同じようなものなのです。女性は毎月定期的に排卵があります。このとき精子と受精すれば受精卵となり、妊娠となります。しかし、受精できなければ月経という形で体外に排出されます。

鶏は人間よりも多くの卵子を体内に持っていて毎日排卵します。精子と受精すれば有精卵となりますが、受精しなければ無精卵として排泄されるのです。

鶏は通常毎日卵を産み10個程度になったら抱卵(卵を抱いて温めること)して卵を産まなくなります。しかし、養鶏場などで飼育されている鶏は毎日卵を産みます。その理由は生んだ卵がなくなるからです。

産んでも産んでも人間が卵をとるので抱卵の数にならず毎日毎日産み続けるのです。この『生んだ卵がなくなると生み続ける習性』を人間が利用しているわけです。

採卵鶏は1日1個、年間250~300個近くもの卵を産まされます。これは鶏にとって明らかに産卵過多です。採卵鶏は産卵のピークを過ぎると卵の質や産卵率が段々低下していきます。そして卵の出が悪くなると1年ほどで廃鶏されます。

鶏は通常10年以上の寿命があります。しかし、採卵鶏はわずか1年ほどで短い生涯を終えるのです。

卵を産む能力が衰えた鶏に強制換羽を行うことも

長く飼養する場合は『強制換羽(きょうせいかんう)』を行うこともあります。強制換羽とは、その名の通り強制的に新しい羽に抜け変わらせることです。10日~2週間程度、水以外のものを与えずに絶食させ、栄養不足にさせることで、人工的に換羽させるのです。なかには水さえ与えずに飢餓状態にさせる養鶏農家もいます。

そうすることで産卵鶏の体質を若返らせて、質の良い卵を産めるようにするのです。しかし、なかには絶食により餓死する鶏もいます。この強制換羽は、養鶏農家の半数以上で行われていると言われています。

鶏の飼育環境はとても過酷

採卵鶏の孵化したひなは雌雄鑑別が行われます。採卵鶏は食用には向いていないため、卵を産まない雄のひなは産業廃棄物としてすぐに処分されます。箱やビニール袋の中にぎゅうぎゅう詰めにされ、生きたまま圧死や窒息死、シュレッダーなどで処分されるのです。

メスのひなはまだ卵を産むことができないので専用の鶏舎で飼育されます。鶏舎の中は過密な環境のため、ひなたちはそのストレスからひな同士でつつき合いをしてしまうことがあります。それを防ぐために無麻酔でくちばしを切断することもあります。

ある程度ひなが大きくなると狭いケージの中で飼育されます。そして太陽も当たらない身動きもあまりとれないケージの中で一生を過ごします。

鶏はグルーミング(羽づくろい)や砂浴び(掃除行動の一種)を行いますが、狭いケージの中では満足に行うことができません。自由を奪われてしまうのです。また、金網に伸びきった爪が引っかかったり、首や足が絡まって変形してしまうこともあります。

ケージは1羽ずつ仕切られていますが過密飼育のため強いストレスにさらされます。そのため病気などを防ぐためにワクチンを摂取したり、薬剤がエサに入れられることもあります。さらに添加物などの化学物質がエサに混ぜられることもあります。

卵は鶏が食べている物が卵になります。薬剤や化学物質がエサに入れられているということはそれが卵にも入っているということです。そしてそれを食べる私たちの身体にも当然入ってきます。決して安全ではないことがわかります。

このように産卵鶏はとても過酷な状況で毎日毎日卵を生み続けます。太陽に当たることができず、狭いケージの中にずっと閉じ込められた鶏たちが外にでることができるのは廃鶏となるときです。

現在、日本のスーパーで売られている安価な卵のほとんどがケージ飼いの卵です。スーパーの安価な卵を買うということは間接的にこの飼育法に加担していることになります。つまり私たち人間が鶏たちの自由を奪っているのです。

このような飼育法が一般的になっているのは大量生産・大量消費が1つの原因ではないのでしょうか?

卵は栄養学上、食べなくても何も問題はありません。そのため食べないという選択をすることが私たち人間や鶏たちにとって一番良いことです。しかし、なかにはどうしても食べたい、料理に使いたいという方もいると思います。

そのような方はケージ飼いが多いスーパーで売られている卵ではなく、外を自由に動き回り放し飼いされている健康的な鶏の卵を購入しましょう。そうすれば過酷な運命をたどる鶏たちも減るのではないでしょうか。

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